質の高い木造建築物とは、骨組みが優秀な建物!
本気で100年目指す家づくり
「建て替えたほうが良いですか?それともリフォームして使っていったほうがいいですか?」
我が家をなんとかせねばとなったとき、よくこんなお問い合わせをお聞きします。建て替えか、リフォームかの判断は、現地調査をして骨組みの質で判断します。この事例からもわかる通り、建物の寿命は、骨組みの品質に左右されます。
当社では、柱、梁を含め構造体と呼ばれる部分に集成材は一切使用しません。なぜなら、集成材を構造体に使用した住宅で100年以上を経過したものがほぼないからです。人工的な接着剤で成立している集成材を極力使わないのが当社のこだわりです。集成材を極力使わないということは、地震時に大きな役割を果たす耐力壁にも言えます。当社では、構造用合板を使用した耐力壁を一切採用しません。無垢の木材で筋交いを設置することで耐力壁を作ります。何年経っても変わらぬ耐力を発揮します。
社寺建築で養われた技術力で材木を生かし切る
寺院の新築工事
社寺の建て替え工事は、古い建物をまず解体することから始まりますが、その古い建物こそ「生きた教科書」です。
大工は皆、既存建物の解体工事に立ち会い、どのように建物が組み立てられているのか勉強します。そしてそこで学んだ伝統工法の良い部分を住宅分野にも応用していきます。当社は、社寺の仕事をいただくため、お抱えの大工がいます。良い材料を生かし切る大工力が当社にはあります。
住む人に合わせて間取りを変えていく
SI(スケルトンインフィル)コンセプト
骨組みを良いものにした上で、建物を長く使ってもらうにはもう一つ条件があります。それは、柔軟な間取り可変性です。スケルトン(構造体)とインフィル(内装)を完全に切り離して、考えることで在来軸組工法でも、柔軟な可変性を手に入れることが出来ます。間取りのプランニングの時から、意識的に可変性を最大限に保てるように耐力壁の位置を検討するこで建物の耐震性能を損ねることなく、間取りをある程度柔軟に変えていくことが出来ます。そこに住む家族が変わっていけば、建物もそれに合わせて変わっていけるのです。間取りが合わなくなったから壊してしまわなければならないなんてあまりにもったいないですよね!