2012/02/08
安心寺進捗状況
こんばんは。中野です。今日は安心寺の進捗状況を報告します。
外部の方は、随分と工事の方は進んできており、完成に近づきつつあります。次のステップは懸魚の取り付けです。お寺の場合は破風の下に懸魚という彫刻を取り付けます。左右の破風の会わせ目に取り付けることで、破風を補強する役割があります。そしてその懸魚という言葉の由来は、水にあります。
『魚をそこに懸けておく。』……昔の人々にとって火災は最も恐れていた災害の一つです。屋根に水に由来するものを吊るすことでその災難から逃れられる魔除けとしたのでしょう。その名残がこういう風に残っているそうです。古い民家の屋根の上に乗っている鬼瓦にも『水』の文字が刻まれていることがあります。一度注意して見てみてください。建築って面白いですね。