2011/06/02
過去記事4
こんばんわ。中野建築の中野です。上の写真は、3年前の今頃にやらせて頂いた、陽珠院さんの鬼瓦設置工事風景です。梅雨真っ最中でした。
鬼瓦を組み立てて、屋根の上に置く作業中です。屋根の上に上がってしまうと、本当の大きさなんか分からなくなってしまいますが、瓦を持っている人間の大きさで、本当の鬼瓦の大きさが分かりますね。
お寺の大棟の鬼瓦は、あまりにも巨大で、大体4つくらいのパーツに分けられています。それをボルトやステンレスの針金で結合し、屋根の上に上げるのです。
屋根の一番上にある大棟は、下から見ているとよっこいしょとまたげそうに見えますが、実は、高さが150センチくらいあって、とてもまたげる様な大きさではないんですよ!
お寺の工事は、どれを取っても熟練の職人の業が必要で、何気ない作業の積み重ねが大きな成果の差になったりします。
こんな職人さんの技術が失われないように、元請はしっかり仕事を取って業を継承していく責任があります。
そんなベテラン職人さんのスゴ業をこれからの日記で伝えていきたいです。